いのちのバトン
いのちのバトンとは、高齢者や障がい者の救急医療時や日ごろの見守りに必要な情報を入れ、保管する専用容器のことです。
「いのちのバトン」はあなたに代わって大切な「いのち」の情報を伝えます
「いのちのバトン」は、高齢者や障がい者の緊急時や災害時の迅速な救命救急対応を図るために実施しているものです。
医療情報や緊急時の連絡先を記入した「情報シート」を専用ケースに入れ、ご家庭の冷蔵庫で保管します。

どのように活用されるの?
どのような人が対象になるのか?
下記のいずれかに該当する方が対象です。
- 1 ひとり暮らし高齢者や、高齢者のみの世帯(おおむね65歳以上)
- 2 心身に障がいのある方
- 3 日中、ひとりで過ごすことの多い方で、心身に不安のある方
- 4 その他、支援を希望する方
期待される効果
1 安心・安全の確保
・救急搬送時の救命率の向上及び治療、後遺症の軽減など迅速な救命活動が可能になる。
・高齢者や障がい者、持病を持つ方が安心できる。
2 災害時の対応
・災害時に配慮が必要な方を把握することができる。
3 住民による地域の支えあい活動の充実
・日常的に支援が必要な方の把握と見守り活動の充実が図られる。
・地域住民同士や専門職との情報共有による、ネットワークの質が向上する。
どうして冷蔵庫なのか?
ほとんどの家庭(台所)に設置してあり、場所の検討がつきやすいためです。また、災害時にも強度があり、壊れにくいためです。
救急隊員から見た効果
医療情報の迅速な把握と適切な搬送先の選定
情報シートの中段部分にある、特記事項は、救急隊員に伝えたいことが記載できるようになっており、病気の都合上、病院の指定や注意事項があった際、記載があると、搬送先の選定がしやすいことがあります。
現場滞在時間と搬送時間の短縮
緊急連絡先の把握
搬送時の本人の状況によっては、入院や緊急手術が行われるなど、本人が判断できない場合もあり、急いでご家族に連絡を取る必要がある場合もあります。
搬送先病院への情報の引継ぎ
情報シートに書いてある情報は、搬送された病院へ引き継ぐためにも大切な情報となっています。
個人情報の取扱い
医療情報等デリケートな情報の取り扱いも発生することから、登録の際には同意書に署名をいただいています。
救急搬送された場合、救急医療に提供し活用します。
災害発生時や地域の支えあい支援のため、消防本部や市、市社協、地区社協、自治会・町内会、民生委員等へ提供し、活用します。
※緊急時に限り、情報を警察等関係機関へ提供する場合があります。
実態把握調査
年に1回(秋~冬頃)全登録者へ実態把握調査を行っています。
調査は、お住いの地区社会福祉協議会にご協力いただいています。
- 【調査が必要な理由】
- 情報シートの内容(特に医療情報、緊急連絡先)が1年間で変化するため。
冷蔵庫にバトンが入っておらず、別の場所にあることがあるため。
お問い合わせ先
地域福祉課 地域福祉係